マーブル染めの魅力 その二

マーブル染めの魅力 その二

シャツ全体を染めるには大きな問題が二つありました。

一つ目はフラットでないものを染める技術的な難しさ。

水に浮かぶ染料に布を浸け、色を写し取る為、凹凸のあるものだと凹の部分に色が入らない。

ましてやシャツには衿やタックなどの凹凸箇所が沢山ある。

気をつけなければいけないのは凸の周り。色を写し取るのは至難の技。

二つ目は水を貯めるプールの巾が80cmしかなく、シャツが入らないという問題だった。

試行錯誤の上、二つ目の問題はこのように解決できた。

4人の職人さんが、広げたシャツの四隅を持つ。息を合わせて、前見頃を染料の浮かんだプールに浸ける。そして、色を写しとり、乾かす。

この工程を前身頃、前右袖、前左袖、後見頃、後右袖、後左袖と計6回繰り返す。

しかも、フラットに浸けなくてはならない緊張感の中で、誰一人として気を緩める事が出来ない。

時間と工程と人数を必要とするこの加工は、とんでもないコストがかかってしまった。

それでもこの商品を利益度外視で世に出したかった。

一見、プリントしたシャツのようにも見えるが、良く見るとプリントでない事に気付く。

接ぎの部分を見ると柄がつながっている事がわかる。

模様を見ると同じものは無く、すべて違った表情を見せる。

この偶然出来た唯一無二の模様が私をワクワクさせた。

最後に社長さんはこう呟いた。

「量産は難しいよ…」

私は苦笑いをしながら

「ですよね…」

と答えた。

NOLNOのマーブル染めは他の商品と何が違うのか?

通常単色のマーブル染めが一般的ですが、NOLNOのマーブル染めは「多色のマーブル染め」です。

それによって、迫力ある色のコントラストが表現されます。

そして、シャツ全体を製品でマーブル染めした商品はおそらく業界初です。

私が感動したマーブル染め。

一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?